長野県の調べによると、07年の外国人宿泊者数は延べ人数で28万1469人、前年と比べ52.9%の大幅増となった。台湾人が最も多いが、タイは6倍近い伸びを記録した。県や市町村、宿泊施設などが取り組んでいるインバウンド事業の効果が出ているとみられる。
調査は県内の旅館・ホテルなど584施設を対象に実施した。
国・地域別では、台湾が10万9758人と最も多く、全体の39%を占めている。次いで、韓国の3万3973人、香港の2万946人、オーストラリアの2万703人の順。タイは4538人だが、増加率は約6倍で最も高かった。
市町村別(上位5位)にみると、1位は長野市の5万3621人で、以下、白馬村4万967人、松本市3万7731人、立科町2万2652人、山ノ内町1万6434人が続く。長野市は台湾が3万2223人と最多で、白馬村についてはオーストラリアと韓国で6割近くを占めている。
多くのスキー場を抱える県だけに、スキーシーズンの2月が3万6040人で最も多かった。次いで、5月(3万1111人)、1月(2万7352人)、10月(2万6495人)の順。